アミロース・損傷デンプン・粒度分布 受託分析サービス 2023年9月1日より開始
炊飯米が冷めても硬くなりにくい低アミロース米やパン・麺・菓子用米粉の需要が近年高まっており、品質評価のための分析サービスが要望されていました。
このような要望にお応えするため、新たに、栄養成分に精米および米粉のアミロース・損傷デンプン・粒度分布の受託分析サービスを開始します。
※詳細はこちらをご確認ください。
【参考】
<アミロース>
米のデンプン質を構成するアミロース・アミロペクチンのうちアミロースの含有率を求める。アミロース含有率が通常うるち米に比べて低い品種は低アミロース米と呼ばれ、その炊飯米は冷めても硬くなりにくい。 米粉の場合、アミロース含有率が高いと米粉パンでは硬い食感となるが、麺では、麺の結着性が良くなるなど加工性に影響する。
<損傷デンプン>
粉砕中の熱や衝撃で傷が付いたデンプンの割合。損傷デンプンが多いと吸水量が増え、米粉パンでは、膨らみにくくなるが、しっとり感が増すなど加工性に影響する。
<粒度分布>
粉の粒径を測定する。粒径の大小により加工性や食感に影響する。粒径が大きいと米粉パンでは、膨らみにくくなる。